2012年5月5日土曜日

ムサカ moussaka

きょうは、ムサカ。
ギリシャ料理として有名ですが、とはいっても東欧料理でもあり、アラブ圏ではメゼ(前菜、コレ好き)として出て来ます。
じゃがいも、ナスの素揚げ、ミートソース、ホワイトソースをレイヤーにして焼くのですが…我が家はミートソースではなく、これを使います。
トマトペースト。
ミートソースというより、そぼろに近いものがいいので、ローリエ、にんにく、肉、たまねぎとトマトペーストを加えて炒めたら、油分を抜きます。

つぎはベシャメルソース(sauce béchamel)。
バター、小麦粉を合わせて、火にかけながら牛乳で伸ばして行くのですが…結構、得意。普通のお鍋でやるのが正式だと思いますが、フライパンでやると、キレイでダマになりにくい。冷やすと固くなるので、緩めに作るのがポイント。ここにはシナモン、ナツメグを入れます。

パイレックス(耐熱皿)にジャガイモの薄切り、素揚げのナス(うちはグリル)を敷く。
それからお肉をギュウギュウに敷き詰める。
ベシャメルをのせると、こんな感じ。
あとは、160℃のオーブンで30分くらい焼くだけ。
今回はフライパン1個で出来ました。

盛りが上手くいかなかった…残念。
全体の旨みを一番下に敷いたジャガイモが吸って、美味しい!

2012年5月4日金曜日

ホットクロスバン Hot cross bun

なんとなく、夫の好物のホットクロスバン(Hot cross bun)を作りました。
それは…イースターに食べるパンなのですが、忙しくって作れなかったので、今頃、捏ね捏ね。本国イギリスでも一年中売っているくらいなので、柏餅を六月に食べるみたいなもんだろう…ということで、捏ね捏ね。

材料はこんな感じ。
強力粉、石臼挽ライ麦粉(これがめちゃめちゃ美味しい)、卵、牛乳、オレンジ&レモン、砂糖、イースト菌。これにバターを加えて捏ねます。
石臼挽ライ麦粉 1kg【2sp_120427_a】

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ちなみにここのライ麦が美味しいです。入れ過ぎるとカチコチで、しかも膨らまないので、粉の全体の10%くらい。20%がギリギリだそうですが、それでは膨らみませんでした。

液体、バターを抜いたものをまず、あわせます。
ここに卵と牛乳を合わせた液を加え、捏ねます。バター、レーズンはまだ入れないで。全ての液を入れて、しばらく練って「固いなぁ〜」というようでしたら、水か牛乳を少しずつ加えて捏ねます。バターを加えると、ここでも多少柔らかくなるので、入れ過ぎ注意。

バターを加えてよく捏ね、レーズン、ゼストを入れ、ナツメグ、オールスパイス、シナモンを入れ、全体が混ざったら生地を寝かせます。
1時間くらいで約1.5〜2倍に成長します。

成長したら、ガス抜きして、形を成形して、もう一回発酵させます。
愛用している野田琺瑯のホワイトシリーズを使って焼きます。この容器はオーブンでも直火でも使えて便利。

膨らんで来たら、小麦粉、砂糖、牛乳を大さじ2ずつ入れ練り上げたドゥでクロスを描きます。
毎回、これの瞬間がドキドキ。粘りがあるので、上手く描くのが難しい!

うぅ、やっぱり、端っこがダメですね。愛嬌、愛嬌。
アイシングで苦戦している間にオーブンを200℃に温めておき、いっきに焼き上げます。

15〜20分で焼き上がります。オレンジとレモンの香りが、ぷ〜ん、とします。
焼きたても美味しいけど、冷めても美味しい。
夫も「テスコ(スーパー)より高級っぽい」と褒められた!
…すまん、すまん。1ヶ月遅れですが〜。

ロシアのパンケーキ、ブリヌイ blini

きょうの朝ご飯、ブリヌイ(Блины)。
ブリヌイはロシア風パンケーキか、ロシア風クレープと呼ばれます。クレープの形をしていることが多いので、後者で呼ばれることが一般的でしょうかね?強力粉で作るか、薄力粉で作るかという点でも形状が変わってくるのかも。イギリスのクランペット(crumpet)というパンケーキにそっくりだけど、こちらは薄力粉を使用。
形も食感もパンっぽい方が食べやすいし好みなので、我が家は強力粉を使用。小麦粉、卵、牛乳、ヨーグルト、イースト菌を加えたものを軽く混ぜたものを前日に仕込んでおきました。パンケーキを作るとき、かき混ぜ方が難しいけど、これは軽く混ぜておいて、あとはイースト菌に任せておけば、勝手に生地を作ってくれます。
朝、これを焼くだけ!

自家製サワークリーム、フルーツ、ジャムをトッピング。

あのブクブクと発酵した状態のものを焼くので、中に空洞が出来て案外早く焼けます。食感もモッチリしていてパンケーキよりも好き。軽いのでたくさん食べちゃうのが悩み。
サワークリームとも相性が抜群。サーモン、いくら、キャビアなどを乗せて食べるのも美味しい。パワーブレックファーストにはいいかも。
他にもそば粉、米粉を使ったものなども有り。

2012年5月3日木曜日

ペリメニ Pelmeni

きょうはペリメニ。
ロシア(пельмени)、ウクライナ(Вареники)、タタール(pilmän)、東ヨーロッパ、中央アジアで食べられる国民食。中国からモンゴルへ、そしてロシアに広がった水ギョウザです。冷凍でも売っていて、メンズの人気メニューだとか。ゴーゴリの小説の中の夕食の場面でも出て来ます。家にあった材料でサクサクーっと作れるのが魅力。

まずは生地作りから。
強力粉に卵と牛乳を溶いたものを少しずつ加えて、一気に捏ねます。
柔らかすぎず、硬すぎず。硬かったら少々水を加えるとよいようですね。

生地が出来たら、30分くらい、休ませます。


その間にフィリング(具材)を作ります。
きょうは新タマネギ、かぶの葉、ニンニクと…

…家にあったラム肉をミンスして使用。
塩、胡椒、ナツメグを加えて合わせます。味を馴染ませるために、少々放置。

その間にロシア料理に欠かせないアレを作ります。
サワークリーム。なんと、簡単に出来てしまうんですね〜。濃度の出来るだけ高い生クリームに、レモン汁を加え、根気よく混ぜるだけ。私は酸っぱいのが好きなので、1個分のレモン汁を加えて作ります。

その間にあの人にもう一回登場してもらいます。
生地。
細く伸ばして、ある程度の大きさにカットして、丸めて伸ばしたものがコレ。形が多少イビツでも大丈夫、大丈夫。

これに具材を乗せて、まわりに水で溶いた小麦粉をつけ、ギョウザのように半分に封をして、


その後、端と端をキュッとくっつけます。ラビオリと同じ形。口が上になっているから、中の汁が出ることがない!効率的な包み方!
たくさん並べると、かわいい。
なんか、生き物っぽい。なんかのキャラクターっぽい。

庭で採れたローレルの葉を入れて沸騰させたお湯でペリメニを茹でます。
ポイントは入れた瞬間。茹でたい数をササーッと素早く入れ、鍋の底にペリメニがくっ付かないように、スプーンでゆっくりかき混ぜます。

だいたい、2分くらいで表面にペリメニが浮いて来ます。ここからは放置しても大丈夫。中の具材に火が通るまで煮るので、だいたい10分くらい。

出来上がってくると、真ん中がプクーッと膨らんできます。そろそろかも。


出来上がり〜。
溶かしバター、刻んだディル、自家製サワークリームをのっけて食べます。
夫にとってペリメニの香りはロシアから中央アジアへの旅をした時の「すごく懐かしい匂い」だそうです。

中身はこんな感じ。
サワークリームの酸味、ラムとかにんにく、ディルの風味の全てが混ざって何とも言えない幸せな味〜。シンプルだけど、なんとなく贅沢。モチモチモチーッとして、食べごたえある。スープに入れてもよし、揚げてもよし。多く作り過ぎたら冷凍保存も可能。

こういう、ちょっと寒くて、雨が振っている、どこにも出掛けたくない日にはピッタリ。

2012年5月2日水曜日

ベッコフ!Baeckeoffe

きょうはベッコフ(Baeckeoffe)。
フランスのアルザス地方の郷土料理です。
ベッコフとは「パン屋さんの釜戸」という意味があり、パンを焼いた後の釜の予熱で作るアルザス地方のシチューのこと。
鍋のまわりの白い物体はパンです。

お肉を仕込みます。
解体したラム、豚のリブ、牛肉をにんじん、セロリ、タマネギ、ブーケガルニ、そしてアルザス地方の白ワイン、リースリングとマリネすることから始まります。

これがアルザスのリースリング。
細長の首がシューッとしているボトルがリースリングの特徴。

一晩冷蔵庫に漬け込みます。
こんな感じ。

…そして、なんで「パン屋の釜戸」なんていう名前になったかというのは、もう一つ理由があるんですけど…

…それは…パン!
元々はパン屋さんが余った生地でお鍋を覆ってお鍋を密閉してくれたそうで、今はパンの生地ではなく、小麦粉をただ練り合わせたものを使っている。

鍋に肉を入れ、次に野菜を入れて、最後にジャガイモを重ねて入れて…

パンで蓋をする!
温かい季節にやると、鍋と具材の温度差で、鍋の表面に水滴が出て来てこのドー(小麦粉)が鍋にくっつきにくくなるので、ここからはサクサク作業。

…そして、3時間オーブンで焼いたのがこれ。
…かなりいい香りがする。

パン生地をはがして、鍋を開けると、さらに良い香り。
ジャガイモにモッチリと火が通っているのがわかる。今回、キタアカリの親戚みたいなジャガイモにしたけど、なかなか美味しいそう。


お肉が相当柔らかくなっていて、リブは簡単に骨がスーッととれる状態。
ワインが良く染み込んでいて、美味しい。

今日は付け合わせにニンジン、セロリ、新タマネギとディルのサラダにしました。
これ、結構、美味しかった。アルザスはドイツに近いので、ちょこっとドイツっぽいサラダにしました。人参の甘みとディルの風味が絶妙。

アルザスといえば、シュークルートというソーセージの料理が有名ですが、ベッコフには専用鍋があって、こちらも名物。今回は家にあったルクルーゼで代用しました。