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2012年6月5日火曜日

ジャガイモのグラタン Gratin dauphinois

じゃがいもが残っていたので、ジャガイモのグラタン(Gratin dauphinois)を作りました。 

「ドフィーネ地方のグラタン」という名前のこの料理。よく、フランス料理の付け合わせに出て来ます。生クリームとバターがたっぷり…

ルクルーゼのグラタン皿にジャガイモを擦り付けて香りを付け、薄切りにしたジャガイモを敷き詰めます。バターも忘れずに。
ハーブが残っていたので振りかけて、ナツメグなどのスパイスを加え、卵の黄身、生クリーム、牛乳を合わせたものとバターを注ぎ、上からグリエールチーズをたっぷり乗せて焼きます。

最初にチーズ以外の材料を煮る方法などもあるのですが、グラタン皿がかなり熱くなるので、これだけで十分火が通り、美味しく出来ます。

バターの代わりにオリーブオイルを使っても美味しいです。

【準備:10分、オーブン:30分】

2012年5月3日木曜日

ペリメニ Pelmeni

きょうはペリメニ。
ロシア(пельмени)、ウクライナ(Вареники)、タタール(pilmän)、東ヨーロッパ、中央アジアで食べられる国民食。中国からモンゴルへ、そしてロシアに広がった水ギョウザです。冷凍でも売っていて、メンズの人気メニューだとか。ゴーゴリの小説の中の夕食の場面でも出て来ます。家にあった材料でサクサクーっと作れるのが魅力。

まずは生地作りから。
強力粉に卵と牛乳を溶いたものを少しずつ加えて、一気に捏ねます。
柔らかすぎず、硬すぎず。硬かったら少々水を加えるとよいようですね。

生地が出来たら、30分くらい、休ませます。


その間にフィリング(具材)を作ります。
きょうは新タマネギ、かぶの葉、ニンニクと…

…家にあったラム肉をミンスして使用。
塩、胡椒、ナツメグを加えて合わせます。味を馴染ませるために、少々放置。

その間にロシア料理に欠かせないアレを作ります。
サワークリーム。なんと、簡単に出来てしまうんですね〜。濃度の出来るだけ高い生クリームに、レモン汁を加え、根気よく混ぜるだけ。私は酸っぱいのが好きなので、1個分のレモン汁を加えて作ります。

その間にあの人にもう一回登場してもらいます。
生地。
細く伸ばして、ある程度の大きさにカットして、丸めて伸ばしたものがコレ。形が多少イビツでも大丈夫、大丈夫。

これに具材を乗せて、まわりに水で溶いた小麦粉をつけ、ギョウザのように半分に封をして、


その後、端と端をキュッとくっつけます。ラビオリと同じ形。口が上になっているから、中の汁が出ることがない!効率的な包み方!
たくさん並べると、かわいい。
なんか、生き物っぽい。なんかのキャラクターっぽい。

庭で採れたローレルの葉を入れて沸騰させたお湯でペリメニを茹でます。
ポイントは入れた瞬間。茹でたい数をササーッと素早く入れ、鍋の底にペリメニがくっ付かないように、スプーンでゆっくりかき混ぜます。

だいたい、2分くらいで表面にペリメニが浮いて来ます。ここからは放置しても大丈夫。中の具材に火が通るまで煮るので、だいたい10分くらい。

出来上がってくると、真ん中がプクーッと膨らんできます。そろそろかも。


出来上がり〜。
溶かしバター、刻んだディル、自家製サワークリームをのっけて食べます。
夫にとってペリメニの香りはロシアから中央アジアへの旅をした時の「すごく懐かしい匂い」だそうです。

中身はこんな感じ。
サワークリームの酸味、ラムとかにんにく、ディルの風味の全てが混ざって何とも言えない幸せな味〜。シンプルだけど、なんとなく贅沢。モチモチモチーッとして、食べごたえある。スープに入れてもよし、揚げてもよし。多く作り過ぎたら冷凍保存も可能。

こういう、ちょっと寒くて、雨が振っている、どこにも出掛けたくない日にはピッタリ。

2012年5月2日水曜日

ベッコフ!Baeckeoffe

きょうはベッコフ(Baeckeoffe)。
フランスのアルザス地方の郷土料理です。
ベッコフとは「パン屋さんの釜戸」という意味があり、パンを焼いた後の釜の予熱で作るアルザス地方のシチューのこと。
鍋のまわりの白い物体はパンです。

お肉を仕込みます。
解体したラム、豚のリブ、牛肉をにんじん、セロリ、タマネギ、ブーケガルニ、そしてアルザス地方の白ワイン、リースリングとマリネすることから始まります。

これがアルザスのリースリング。
細長の首がシューッとしているボトルがリースリングの特徴。

一晩冷蔵庫に漬け込みます。
こんな感じ。

…そして、なんで「パン屋の釜戸」なんていう名前になったかというのは、もう一つ理由があるんですけど…

…それは…パン!
元々はパン屋さんが余った生地でお鍋を覆ってお鍋を密閉してくれたそうで、今はパンの生地ではなく、小麦粉をただ練り合わせたものを使っている。

鍋に肉を入れ、次に野菜を入れて、最後にジャガイモを重ねて入れて…

パンで蓋をする!
温かい季節にやると、鍋と具材の温度差で、鍋の表面に水滴が出て来てこのドー(小麦粉)が鍋にくっつきにくくなるので、ここからはサクサク作業。

…そして、3時間オーブンで焼いたのがこれ。
…かなりいい香りがする。

パン生地をはがして、鍋を開けると、さらに良い香り。
ジャガイモにモッチリと火が通っているのがわかる。今回、キタアカリの親戚みたいなジャガイモにしたけど、なかなか美味しいそう。


お肉が相当柔らかくなっていて、リブは簡単に骨がスーッととれる状態。
ワインが良く染み込んでいて、美味しい。

今日は付け合わせにニンジン、セロリ、新タマネギとディルのサラダにしました。
これ、結構、美味しかった。アルザスはドイツに近いので、ちょこっとドイツっぽいサラダにしました。人参の甘みとディルの風味が絶妙。

アルザスといえば、シュークルートというソーセージの料理が有名ですが、ベッコフには専用鍋があって、こちらも名物。今回は家にあったルクルーゼで代用しました。

2012年3月24日土曜日

アイリッシュ・シチュー

きょうはアイルランドの肉じゃが(!)アイリッシュ・シチュー(Irish stew)。昨日、テレビを観ていたら出て来て、冷蔵庫にラム肉があったし、ひさびさ家に居たので作ってみました。
一番大きいルクルーゼが大活躍!(じつはもっと大きいクーザンスも持っている)

そういえば、ハマって読んでいたスティーグ・ラーソン『ミレニアム』(Millennium, 2005)の中で「グヤーシュ」というハンガリーのラム肉シチューが出て来て、ラムのシチューが食べたくって仕方がなかった影響もあり。

作り方は簡単で、一口サイズに切ったラムをローズマリー、ウイスキー、にんにくでマリネして、冷蔵庫へ。その間、野菜スープストックを取って、人参、じゃがいも、たまねぎと全ての材料、塩、こしょう、タイムといっしょに煮るだけ。
今回は押し麦、レンズ豆も入れました。

アイリッシュ・シチューはクリームベースのものがあったり、いろいろなレシピがあるけれど、どちらもタイムやローズマリーと合う!新玉葱を丸ごと入れて作っても美味しいかも。