2015年1月15日木曜日

洋梨の白ワイン煮(compote de poires)

洋梨が大好きです。
まだ、熟してない、リンゴをポリポリ、サクサクにしたような食感をそのまま食べるのが最高の贅沢です。ですが、本当に一瞬で熟してその食感が損なわれてしまうのが残念。
柔らかくなった洋梨は、焼いたり、ピュレにしたりするのがまた美味しいです。
火を通す…ということで、洋梨のコンポートを作りました。

秋にたくさん洋梨を入手したので、熟したものだけピックアップして、ピーラーで川を剥いていきます。面倒ですが、洋梨の甘い香りで作業が楽しくなります。

水、ワイン、テン菜糖、バニラビーンズと一緒に火にかけます。野田琺瑯の保存容器が大活躍。30分ほどにて、そのまま自然冷却。冷めたら冷蔵庫で保存します。

テン菜糖の色に、ほんのり染まった洋梨とFirekingのピスタチオ色がマッチします。アイスクリームや生クリームなどと相性がいいです。
 






2014年6月22日日曜日

Victoria sandwich cake ヴィクトリアサンドイッチ

きょうはヴィクトリアンサンドイッチ(Victoria sandwich cake )。
イギリス雑貨のお店とコラボレーション展でみんなで摘むお菓子は何にしよう?カジュアルな集まりに丁度いいかな?と悩み抜いた末、これを作ることにしました。

ヴィクトリア サンドイッチとは?固めのスポンジケーキにジャムを挟んだケーキで、ホイップクリームが入っているものも多いです。ヴィクトリア女王が好きだったケーキでもあります。素朴ですが、素材の味が感じられる実は贅沢なケーキかも。
イギリスの親戚宅で食べたヴィクトリアサンド。

ラズベリージャムか、ラズベリーの入ったジャムを使うのが一般的ですが、たまたま、イギリスの親戚からイギリスのジャムを貰ったので、フィリングで使ってみました。
ENGLISH HERITAGEのBLACKCURRANT & SLOE GINのジャム。

 黒スグリとスロージンのジャム。具だくさん!

卵、砂糖、小麦粉、バター1:1:1:1(1=125g)の分量でちょっと固めのスポンジを焼きます。180℃に温めたオーブンで10〜15分ほど焼いて、冷めたら半分に切ります。ジャムをはさんでスポンジを合体し、粉砂糖で化粧をしたら出来上がり。

この日はチョコミントカップケーキも焼いて、持って行きました。
 この黒スグリのジャムが意外にも美味しく、スポンジの卵とバターの美味しさとマッチしてとても美味しかったです!

2014年4月23日水曜日

Home-made English toffee イングリッシュ・トフィー

イギリスアンティークと雑貨のコラボ展にて、お菓子を販売することになり、イングリッシュ・トフィーを作ることにしました。
(↑こちらはお友達がくれた画像。)


もう15年くらい前にポーツマスを旅行した時に、街の中にトフィーのお店を発見し、衝撃を受けました。トフィー専門店って、すごい!いろいろな種類のトフィーが店頭に並んでいて、ハンマーで叩き、グラム売り。「昔はトフィーを貰うと、小さいハンマーが付いて来た」という情報も!

作るのは本当に簡単ですが、多少、根気が必要。
同量のバター、グラニュー糖を底の深い鍋に入れてゆっくりと火にかけます。

バターが溶けた後も砂糖とバター液がなかなか一体化になりませんが、根気よく混ぜるとこんな感じで見るからにキャラメルソースのような感じになります。20分ほど日にかけたものがこちらのお鍋の中身です。


なんとなく、かき混ぜる木べら軽くなって、鍋底(特に角)に結晶化しなくなって来たら、バッドに流し込みます。熱いので、気をつけて。

熱いうちに上に細かく砕いたチョコレートを乗せて、ゴムベラで平に広げます。 ローストしておいたナッツを乗せます。信じられないほど固まるのがゆっくりなので、6時間ほど放置して。

 出来上がったトフィーは固いですが、包丁でカットすることが出来ます。ああ、トフィー屋さんになりたい…

2014年4月15日火曜日

Hot cross buns ホットクロスバン(イギリスのパン)

急に思い立って、ホットクロスバン(Hot cross buns)を作りました。
「ホットクロスバン」とはイギリスでイースターの時に食べられるパンです。
  
上に白い十字架があるのが特徴で、これは「キリストの受難」を表すのだとか。イースターのパンといいつつ、イギリスのスーパーマーケットでは、一年中購入可能。イギリスに行って、荷物を家に置いてヨークシャーティを一杯飲んだら、一番最初にすることは、ご近所のテスコに行って、このパンを買い、すぐ食べることです。

生地にオレンジとレモンの皮を刻んだもの、レーズンなどを入れます。本当は牛乳、卵などを入れずに作るのですが、現代では両方使っているレシピも多く、私も両方入れています。
小麦粉、卵、牛乳、塩、砂糖、ドライイースト、バターで生地を作り、第一発酵後、レーズン、ゼストを加え、生地に加えます。好きな形に成形して、第二発酵。間隔を大きめにあけて、生地が膨らむのを待ちます。

1時間ほどすると、生地が膨らんできます。オーブンを200度に温め、その間にクロスに使うアイシング(小麦粉大さじ5、牛乳50cc、粉砂糖大さじ3)を作ります。

こんな感じで十字架の帽子を描きます。今日は12個作ります。アイシングは垂れないくらいの柔らかさで作った方がいいのですが、毎回緩めになってしまいます。固く、細く線を描いた方が焼き上がった時に美しいです。


200度のオーブンで10分から15分焼きます。レモンとオレンジの香りが食欲を誘います…焼きたてのパンの香りって一番良い香り。夜中なのに食べてしまいそうになりました。

2014年3月31日月曜日

Spring flower bud pasta ふきのとうと地鶏のパスタ

きょう、那須高原に行って来ました。
道の駅を散策していたら、「ふきのとう」発見!
那須は吹雪いていたし、1週間前まで寒さのあまり、ストーブの前で縮こまっていたのに、桜は満開になり…だらだらしている内に春が来ていました…

…ということで、ふきのとうを使ったパスタを作ってみました。
材料はこんな感じ。地鶏のひき肉(本当はサルシッシャがあったら最高だったんですけど)、長ネギ、にんにく、鷹の爪、ローリエ、こっそりとタイムをひとつまみ。

最後に今日買った山椒の実を振りかけてみました。ふきのとうの鮮やかな緑、ほろ苦さ、鶏肉の甘み、山椒が良く合います。



2014年3月24日月曜日

The end of "Lemony Vanilla Custard"'s journy  ホームメイドカスタードの行方

きょうは手作りカスタードの話。

このブログは「ゴハン」がメインというのもあり、あまりデザートが登場しませんが、実は得意料理はカスタードクリームです。
1年ほど前、突然素敵な紳士に話しかけられ、「フランスの銅鍋セット」一式 が我が家にお嫁入りしたのですが、合わせて銅製のボウルもやって来ました。
この銅鍋セットの存在をすっかり忘れていたのですが、急にカスタードを炊く用事が出来たので、急にこのボウルのことを思い出しました。
 

 卵黄+ヴァニラビーンズ+砂糖+小麦粉+牛乳を合わせて、鍋の中で丁寧に炊きます。大切なのは、トロトロっとして来た後でも炊き続けること。とにかく、ひたすら混ぜ続けます。30分近く混ぜ続けたら、平たい容器に移して冷まします。
ワタシはレモンの利いたカスタードクリームにします。

カスタードの行方、その1。
ふわふわドーナッツに”レモニー・カスタード・クリーム”をフィリングとして使いました。まぶした粉糖との相性抜群です。

カスタードの行方 その2・トライフル。
旬のいちごとキウイをたっぷり使って、ベリーソースとカスタード、そしてホイップクリームを重ねた「お化けトライフル」に。ホームパーティのデザートにしました。


 その他、焼いたらクレームブリュレやエッグタルトに変身したり。



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Picnic Dinner (番外編・ピクニックディナー)

時々、面倒くさい時、美味しいディップとパンを買って来て、即席ディナーをします。
翌日、大量にお料理を持って行かなければいけない予定があったので、この日は適当ご飯。まるでピクニックにでも行くかの様な内容。


麻布十番の「Nissin World Delicatessen」で買って来た、「Pita the great」のひよこ豆のペースト、フマス。「カルディ」で見つけたサーモンのペースト。オリーブ、サラミ。ナイフ一本ディナー。

忘れてはいけないのが、「Dominique Saibron」。いろいろパンは食べますが、ここのパンが一番好きで、本当によく買って来ます。カリカリの外皮とは裏腹に予想以上にモチっとした中身がディップと合います。美味しいのですぐ食べ終わってしまいます。

ドミニクのパンを奪い合った結果、それでも食べ足りなくて、非常食であるブラジル食品店で購入したクラッカーの出番。こちらもトーストみたいで美味しいです。


2014年3月13日木曜日

каша ウクライナの蕎麦の実

ソチオリンピックで現地の名物料理が話題になって、久々、蕎麦の実「kasza(カーシャ)」が食べたくなり、うずうず。


ずいぶん前にロシアのパンケーキ、Blini(ブリヌイ)  について書きましたが、ブリヌイにも蕎麦粉を使ったりします。ブリヌイに限らず、ピロシキに使ったり、東欧だとソーセージの中身として使用したり、結構欠かせないソバ。加工されがちですが、カーシャはストレートに素材そのものの味を楽しめます。
Nissin に別件で用事があったので、ついでに買って来ました。粉のコーナーで見つからなかったので、お店の方に「蕎麦の実売ってますか?」と尋ねたら「いやー、切らしています」との解答。念のため、シリアルコーナーを覗いたら、オーツ麦の隣に堂々とロシア語の文字を掲げて鎮座していました。ロシア大使館も近いので、あるとは思っていました。見つけてニッコリです。
 
 フライパンで軽く炒ります。ヴィンテージのLecreuset で15分ぐらいで炊きあがります。食感は柔らかいけどモチモチした感じ。
 今回はマッシュルームと一緒に炊き上げて、ソーセージの付け合わせにしました。蕎麦そのものの味と食感が楽しく、飽きがこない。ソースとも良く合います。